家族をずっと見守り続けるシンボルツリー

昔は庭のある家が多く、一般的なご家庭にも庭師さんや植木屋さんがよく出入りしたものでした。時代は変わり、今は外構にはそれほどお金をかけず、自分たちで時間をかけてお庭を作られる方も多くいらっしゃいます。そこで、今回は1本あればお家の雰囲気ががらりと変わる癒しのシンボルツリーについてご紹介します。


シンボルツリーとは

その名の通り、家のシンボルとなる木のこと。通常、背の高い木が選ばれますが、最近では少し低めのお洒落で樹形の面白いものを植えられる方も。広葉樹で四季のうつろいを感じたり、果樹で実りを楽しんだり、家に木が一本あるだけで建物の印象も変わりますが、心もゆったり癒されます。それでは、今どんな木がシンボルツリーで人気なのか、詳しくみていきましょう。

  • アオダモ 落葉樹 樹高3~4m
    5月頃にブーメランのような不思議な形の白い花を咲かせます。枝ぶりがしなやかで優しい雰囲気。寒さに強く、大きくなってくると幹に白樺のような白い模様が現れます。お手入れも簡単で人気です。

  • イロハモミジ 落葉樹 樹高3~4m
    秋の紅葉が美しいモミジの木。和風と思われがちですが、洋風建築にも良く合います。剪定なしの自然樹形でも風情ある形に成長するため、お手入れも簡単。ただし、乾燥に弱いので夏場は葉っぱに直接水をかけてあげると元気になります。

  • コブシ 落葉樹 樹高3m
    桜のように葉をつける前に梢いっぱいに美しい白い花を咲かせるコブシは、人気の高いシンボルツリー。甘い香りに春の訪れを感じます。剪定を嫌い、成長が早いのでしっかりと計画を立てて植えましょう。

  • ジューンベリー 落葉樹 樹高3m
    6月頃に真っ赤な実をつける果樹。甘酸っぱい実を毎年味わうことができるシンボルツリーです。実は、春先につける白い花もとても美しく、花も実も楽しめます。鳥たちはこの実が大好物なので、鳥好きの方におすすめです。

  • ハナミズキ 落葉樹 樹高3m
    桜がひと段落した頃、白やピンクなど可憐な花を咲かせるハナミズキ。花の頃も美しい木ですが、秋の紅葉もみごと。比較的場所を取らず、縦に伸びるため玄関横の小さな庭スペースなどにも最適です。

  • オリーブ 常緑樹 樹高1~2m
    平和の象徴、幸せを呼ぶ木とされているオリーブ。白い花や実を楽しむことができるほか、樹形も個性があり成長を見守る喜びも味わえます。本来7mにもなる高木なので、品種選びや剪定は専門家からアドバイスを受けましょう。

家の中に観葉植物が一つあるとなんだかほっとするように、家をずっと見守ってくれるシンボルツリーもまた、私たちに癒しを与えてくれます。家の経年とともに木も育ち、家族の一員のようにその成長を愛しむのも、幸せの一つではないでしょうか。シンボルツリーや外構ことでお悩みの方は、ピアホームへぜひ一度ご相談ください。