ココロとカラダに優しい間接照明

今、間接照明が人気です。蛍光灯の普及により夜でも煌々と明りが灯ることが当たり前になっていた日本の夜に変化が訪れているんです。そこで今回は、「寝つきがよくなった」「疲れがとれやすくなった」「なんだかリラックスできる」など、ココロとカラダに変化をもたらす間接照明の秘密に迫ります。


今の日本人は光のメタボリック症候群!?

江戸時代、人々は今の豆電球ほどの明りで夜を過ごしていました。その後、電灯が普及し始めてもまだまだ暗く、1930年代の明りの基準値は80ルクス。現代が750ルクスなので、1/8以下の光で人々は普通に生活していたことになります。ところが、蛍光灯の台頭で基準値はどんどん上昇。今や日本人は「光のメタボリック症候群」と呼ばれるくらい“明るい”ことにこだわりを持つようになりました。そんな現代で、密かに人気を博しているのがなんと「間接照明」。はじめは、オシャレなアイテムとして素敵なお家にあるイメージでしたが、科学的な研究においてココロやカラダにもとても良い影響を与えることが分かり、取り入れる人が増えています。

間接照明で夜泣きが治る!?

人間や動物が眠くなるメカニズムには、睡眠ホルモンの「メラトニン」が大きく関係しています。このメラトニンは、暗くなりはじめる17時頃から段々と分泌され、その分泌がピークを迎えると自然に眠くなるようです。しかし、夜の照明の光が強すぎると分泌が抑制され、寝つきが悪くなったり、赤ちゃんの場合は眠りが浅くなって夜泣きをしてしまう原因に。できるだけ蛍光灯を減らして間接照明を使い光の量を減らすことは、良い睡眠へと繋がります。

副交感神経に作用してココロもふんわり

間接照明のふんわりとした光になんだかココロが癒される人も多いのではないでしょうか?実際に間接照明の穏やかな光は、カラダをリラックスさせる副交感神経に作用すると言われています。その効果は、光源の位置が分からない(光がよりふんわりと部屋を灯す)ほどいいのだとか。ベッドやソファの下などから明りがこぼれるくらいがちょうどいいようです。

疲れがとれて元気に

部屋が明るいと仕事や勉強がはかどるイメージがありますが、実際はその逆だそう。蛍光灯のような強い光で部屋を照らすと、より多くのものが視界に入り脳の情報処理量が増えることで身体的な疲労が溜まり、脳の働きや集中力の低下に繋がります。その点、間接照明は目から入る刺激を減らすことができるので、脳も穏やかに働くことができ、疲労も溜まりにくくなります。

いかがでしたか?間接照明はただオシャレなだけでなく、ココロやカラダをケアしてくれます。ローソクの火は、炎の揺らぎがよりココロをリラックスさせてくれるので、ぜひ取り入れてみてくださいね(※取り扱いには十分注意を)。ピアホームでは、間接照明を取り入れた注文住宅もご提案しています。池田、箕面、豊中、吹田で間接照明を取り入れた注文住宅を建てるならピアホームへ、みなさまの理想の家づくりを全力でお手伝いします。