高齢者にやさしい家づくり

若い頃は住み心地がよいと感じていたマイホームが、年齢を重ねることで住みづらく感じる高齢者が増えています。それまではなんてことのなかった段差や障害物が事故に繋がることも多く、安心して暮らせなくなることも。今回は、老後も楽しく過ごせる家とはどんなものなのか、高齢者にやさしい家づくりのヒントをご紹介します。


高齢者が不便に感じる住まいとは

加齢とともに住みづらく感じる背景には、筋力や体力、注意力の低下が関係しています。わずか数センチの階段の高さの違いや段差、重い玄関ドアの開け閉めなど、ちょっとしたことが高齢者にとっては負担になってくるのです。また、足元がすべりやすい浴槽や脱衣所などでの転倒、部屋の寒暖差による事故も増えてきます。

リフォームで見違えるほど快適に

新築や建て替えとまでいかなくても、リフォームや部分的な改修をするだけで、住み心地は格段にアップします。高齢者にとってやさしい家づくりのポイントを見てみましょう。

1.玄関回りやアプローチの段差をゆるやかにする

外出することが億劫にならないようにするには、階段や段差をゆるやかにしたり、スロープをつけると効果的です。

2.玄関や各部屋のドアを軽い引き戸にする

意外と大変なドアの開け閉めも、引き戸なら楽々。

3.廊下や階段に手すりをつける

手すりがあるだけで移動がスムーズに。転倒防止のためにも、手すりは役立ちます。

4.階段の段差を低くする

高齢になると納戸になりがちな2階も、階段のリフォームで有効活用できることも。

5.浴室と洗面所の温度差を少なくする

温度差による急な血圧の上昇で、心筋梗塞や脳溢血などのリスクが高まります。浴室暖房や全館暖房を取り入れることで、リスクを減らすことができます。窓や壁の断熱性能を高めるのも効果的です。

6.浴室の床と浴槽の段差を少なくし、またぎやすくする。
   床も滑りにくい素材に変え、手すりをつける

高齢者になるほど入浴は危険が伴うため、リフォームの要とも言える場所です。

7.床をフラットにし、車いすでも移動できるようにする

車いす仕様のユニバーサルデザインは、車いすを使わなくても高齢者にとってやさしい家づくりの基本となります。

8.トイレのスペースを広くとり、車いすでも入れるよう工夫する

毎日何度も使うトイレは快適に。寝室に近い場所に設置することも大切です。

9.キッチンに座ったまま調理できるようなスペースや工夫を設ける

立ちっぱなしになることの多いキッチンは、座れるスペースがあるだけで快適になります。

いかがでしたか?通常、高齢になると家にいることが増えます。だからこそ、住み心地のよい家にしたいですよね。部分的なリフォームでも暮らしの質は変わります。吹田・豊中・池田・箕面で、高齢者にやさしい家をつくるならピアホームへ。なんでもお気軽にご相談ください。