【年末年始への備えを万全に】一戸建ての防犯対策

年末年始は帰省や旅行などで家を留守にする家を狙った空き巣や泥棒が増える時期だと言われています。慌ただしい雰囲気の中、つい後回しになってしまいがちな防犯対策ですが、しっかり備えておきたいところです。今回は一戸建ての防犯対策についてご紹介します。


一戸建ては空き巣に要注意!

住宅を対象にした侵入窃盗の発生件数は平成16年以降減少傾向にあり、平成28年も同じく減少しています。しかしそれでも1日あたり約107件もの被害が発生しているとのこと。しかも空き巣や侵入などの犯罪が起こる場所は一戸建て住宅が41.2%と最も多いのです。

出典;データで見る侵入犯罪の脅威

https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki26/theme_a/a_b_1.html

一戸建ては窓や足場になる場所が多いため、マンションなどに比べて侵入されやすいというのは確かに頷けます。だからこそしっかりとした防犯対策が必要なのですね。

家庭でできる防犯対策

センサーライト

泥棒は光や音を嫌うと言われています。侵入しようとしているときに明るい光や大きい音によって目立ちたくないためです。そのために有効なのがセンサーライトです。

センサーライトとは人が近づくと反応し、点灯する照明器具です。近所の家の前を通ったときパッとライトに照らされた、という経験がある人は多いと思いますが、あれがセンサーライトです。光によって侵入者の存在を周りに知らせることと、泥棒に心理面でダメージを与えて犯行をあきらめさせるという2つの効果があります。

 

センサーライト設置のポイント

センサーライトは人だけではなく、動物など動くもの全般に反応するタイプのものもあります。例えばペットを飼育されているご家庭ではペットが通るたびに点灯することで、光に慣れてしまうこともあります。本当に泥棒が近づいたときに気付かないのでは本末転倒ですよね。

そのため、玄関先だけでなく、風呂場や台所の窓、屋根に上れる箇所など「ここは普段光る場所ではないのに・・・?」と思う場所にも設置するのが良いと言われています。。

玄関と窓の二重ロック

泥棒の侵入経路は主に窓や玄関です。まずはしっかり施錠することを心掛けましょう。玄関の鍵を開けたままゴミ出しに行き、その数分間で被害に遭うケースがあるそうですよ。油断せずにこまめに施錠する癖をつけることが大切です。そして、その上で効果的なのが二重ロックです。

玄関

玄関から侵入する方法としては、ドアのこじ開け、特殊な工具で鍵を開けるピッキング、サムターン回しなどがありますが、いずれにしても泥棒は短時間で住宅に侵入することを望んでいます。侵入に5分以上かかると7割があきらめるというデータもあるそうです。二重に鍵をつけると開けるのにそれだけ時間がかかるので二重の施錠は有効な防犯対策だといえます。

窓もまずは「必ず施錠」が鉄則です。二階以上の高い場所にある窓や格子付きの窓も油断してはいけません。二階への足場があれば簡単に登ることができてしまいますし、格子は知識があれば簡単に外すことができます。

施錠をしっかりした上で、補助鍵をつけましょう。サッシの枠などに簡単に取り付けることができるタイプもあります。また、少しだけ窓を開けた状態で換気しながら施錠もできるものもあります。

防犯砂利

防犯砂利とはふつうの砂利よりもひとつひとつの粒が大きく、人が歩くと大きな音がする砂利のことです。泥棒は音にも警戒心を持っています。防犯砂利を家の周りに敷くことで実際に歩いたときに音が鳴り、防犯対策としてとても効果的です。

砂利を敷くときのコツ

人が歩くことによって音が出るように、高めに敷くとよいでしょう。薄く浅く敷いてしまうと砂利が端に押し出されてしまい、あまり効果がありません。また、人の出入りが多いところや侵入されやすいと思うところには厚めに敷くことがポイントです。

砂利は、きれいに敷くことができればお庭をきれいに見せることもでき、一石二鳥のアイテムです。ぜひお試しください。

 

まとめ

いかがでしたか?楽しい年末年始を安心して過ごすために、防犯対策は必須です。これらのグッズはホームセンターなどで簡単に手に入りますので、今年のうちに万全な対策をして、よい年末年始をお過ごしください。