対策は万全ですか?木造住宅の寿命を左右する結露のお話

しっかりと乾燥させ住宅用に加工された木材は、そうやすやすと腐りません。ただし、ある条件が重なると木が腐る原因となる「木材腐朽菌」が繁殖し、やがては空洞ができるほどボロボロになってしまいます。その条件の一つが「水」。暮らしの中で、長時間同じ場所に水が溜まることは通常ありません。でも、この季節毎日日課のように窓や床に溜まった水を拭いているなんてことありませんか?そう「結露」です。たかが結露とほっておくと、お家の寿命がどんどん短くなってしまいますよ。

木を腐らす「木材腐朽菌」の繁殖条件とは?

「木材腐朽菌」の繁殖条件は、「栄養」「温度」「水」「空気」の4つといわれています。木材腐朽菌にとっての栄養は、まさに木材。そこに酸素と水、20~30℃程度の温度が加わることで、元気いっぱいに木を腐らせていきます。逆にいえば、この条件が一つでも欠けると菌は繁殖することができません。実際、水の中に木を沈めて何年も保存(乾燥)する方法があります。酸素の供給が断たれるため、木材腐朽菌が発生することがなく、木は腐らないのです。このように通常は、住宅用の木材は何十年としっかり家を守ってくれます。

結露は木にしみ込み、「木材腐朽菌」を繁殖しやすい環境をつくる

冬場、私たちを悩ます結露は乾燥する隙を与えず、木材を湿らせつづけます。暖房をつけている家庭も多く、また窓際であれば昼間「木材腐朽菌」が好む温度に保たれることも珍しくありません。一度腐り始めた木は、条件が揃う度じわじわと蝕まれ、気が付くころには中が空洞になるほどスカスカになるなど、家の寿命を大きく短縮してしまうこともあるのです。また、結露はカビやダニを発生させ健康被害に繋がるだけでなく、壁や床の汚れや漏水を発生させることもあります。結露が酷い場合は、結露防止グッズを使ったり、窓用ヒーターを設置することも効果的です。また、こまめな換気や湿度調節、断熱効果の高い窓やサッシに取り換えるなどもおすすめです。大変なことになる前に、結露対策をしましょう。


いかがでしたか?この結露問題をすっきり解決してくれるのが、ピアホーム建設でもお客様にご提供している高断熱、高気密住宅です。結露を防ぐだけでなく、いつもクリーンな空気を取り込むことができ、お掃除も楽に。カビやダニへの心配も減るので、安心して長くお住まいいただけます。吹田・豊中・池田・箕面で、結露のない快適な木造住宅を建てるならピアホーム建設へ。ぜひ一度ご相談ください。