木造住宅に住むと長生きできる!? 木と健康の関係

新築の家にお邪魔すると、木のいい香りにココロがリラックスした経験はありませんか?冬でも温かな木のフローリングや杉の柔らかな質感など、なんだか木は人に優しいイメージがあると思います。では、実際に木は人にどんな影響を与えているのでしょうか?今回は、木の家に住むと長生きできる!?そんな、木と健康の関係についてご紹介します。


木造校舎は学級閉鎖が少ない!

木のフローリングは「足が冷えにくい」と言われています。特に日本でよく使われる柔らかい杉のフローリングは、冬温かく夏はひんやり涼しく快適な温度で過ごすことができ人気です。足の冷えが万病の元になることは知られていますが、実際に木造校舎と鉄筋コンクリート校舎の学校では、木造校舎の児童の方がインフルエンザなどによる病欠者が少ないことがアンケート調査※により分かりました。インフルエンザによる学級閉鎖に至っては、鉄筋コンクリート校舎が1学級当たり7%に対して、木造校舎は2%と大幅に減少しています。また、身体的な欠席だけでなく不登校児童も木造校舎の方が少なく、教師へのアンケート結果からも見て取れる「イライラ」や「気分の減退」が木造の方が少ないという心への作用が影響しているようです。

※児童の欠席理由 アンケート調査「木造校舎の教育環境・校舎建築材料が子ども・教師・教育環境に及ぼす影響」(財)日本住宅・木造技術センター

木の空間は長生きできる!?

木の持つ香りや抗菌力、柔らかさが間接的に人や動物を健康に導く調査結果もあります。喘息やアレルギー皮膚炎の原因と言われているダニは、湿度調節にすぐれた木を嫌います。さらに、木の発する香りも苦手なため、床を木にするだけでダニが大幅に減り喘息やアレルギーを緩和すると言われています。また、高齢者や小さなこどもなどの転倒や転落事故の際にも木は人を守ります。もともと適度な摩擦がある木は滑りにくく転倒を防いでくれますが、万が一転倒した場合も鉄筋コンクリートなどに比べ、衝撃を吸収しダメージを和らげてくれます。
最近のマウスを使った研究では、木製の飼育箱で生活するマウスの生存率が、金属やコンクリートの飼育箱で暮らすマウスよりも高く、寿命が延びることが分かってきました。ダニや転倒といった体への影響以外にも、ストレスの緩和など、さまざまな効果が木造住宅にはあるようです。

木造校舎での病欠者の違いなどからも見てとれるように、木は人や動物の健康に大きく関わっているようです。元気に健康寿命を延ばす秘訣の一つに、「木造住宅に住む」ことが加わる日も、そう遠くないのかもしれません。池田、箕面、豊中、吹田で体に優しい木造住宅を建てるならピアホームへ、ぜひ一度ご相談ください。