木造住宅の寿命は短くない!価値や寿命が分かる「耐用年数」、「耐久年数」とは?

人に寿命があるように、木造住宅にも寿命があります。100年住宅という言葉も耳にするようになりましたが、実際の寿命はどれくらいだと思いますか?それを知る鍵が、「耐用年数」と「耐久年数」。家を建てたり買ったり、はたまた売る時によく聞くこれらの用語にはどんな意味があるのでしょうか?今回は、自宅の価値や寿命を知ることができる「耐用年数」「耐久年数」の違いを比べながら、家の寿命を伸ばすための方法もご紹介します。


「耐用年数」と「耐久年数」よく似ているけど、何が違うの?

「耐用年数」とは、家の価値を計算する際に用いられる数値です。木造住宅の「耐用年数」は国により22年と定められており、法定的には新築の物件は22年経つと資産価値がなくなります。ちなみに、鉄骨造は47年、軽量鉄骨造は27年、重量鉄骨造は34年です。この「耐用年数」は、住宅の売買や税務申告の際に必要になる減価償却費の計算などに使われます。

一方、「耐久年数」は、住宅メーカーなどが耐久テストなどを行い独自に算出した建物の寿命の目安です。家電製品などと同じで、例えば30年もつと言われている住宅でも、自然環境や使用状況では、寿命が伸びたり縮んだりするため、あくまで目安として使われています。

木造住宅の寿命は、メンテナンスやリフォームで伸びる!

世界最古と言われている奈良の「法隆寺」は、なんと木造です。建立からおよそ1300年経った今も、私たちはその姿を見ることができます。なぜ、悠久の時を超え現存することができているのか、それは一重に時代時代の人たちが、後世に法隆寺を残そうと修繕と復元を繰り返し、守り抜いてきたからにほかなりません。

木造住宅の寿命は一般的に30年ほどだと言われていますが、しっかりとメンテナンスを行い、ライフスタイルに合わせてリフォームやリノベーションをすることで、寿命は伸ばせます。家も体と同じで、時々に応じたメンテナンスをしっかり行えば、ずっと私たちに寄り添い長生きしてくれますよ。

まとめ

いかがでしたか?混同されやすい「耐用年数」と「耐久年数」の違いをお分かりいただけたでしょうか?法律上では、木造住宅の「耐用年数」は22年と定められていますが、家の価値は本来住む人々が決めるもの。住み心地がよく、家族みんなが笑顔で暮らせる世界で一つだけの家は、家族にとって最高に価値あるものではないでしょうか。
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