本物の木造住宅に欠かせない、素晴らしき大工の職人技とは?

日本の気候風土とよくあい、遥か昔からつくり続けられている木造住宅。現在も伝統的な「在来工法」が主流で、大工の腕の良し悪しが、仕上がりに大きく影響するといわれています。だからこそ、日々の鍛錬を怠らず、技を磨き日本の住宅を支えてきた大工たちの華麗な職人技は見惚れるほど。そこで今回は、普段あまり知られることのない、大工たちの職人技をご紹介します。ピアホーム建設の本格木造住宅でも、熟練の大工たちの職人技が存分に活かされています。


■木組み(きぐみ)

日本のいたるところに、釘を一本も使わずに造られた建物があることをご存知でしょうか?その建物とは、寺社仏閣です。なぜそのような造りで建物の強度を保てるのか、その答えが「木組み」にあります。家の骨組みとなる柱と梁に、鍵のような「ホゾ」と鍵穴のような「ホゾ穴」を掘り、それらを接合させることで強い架構をつくることができます。この接合部は、「継手(つぎて)」「仕口(しぐち)」と呼ばれ、木の特性を見極めながら継手と仕口を選ぶ目利きも、職人の腕が試されます。

■墨付け(すみつけ)

大工が木材を加工する際につける目印(線)のことです。墨壺と呼ばれる道具を木の上でバチンとはじくことで、長く美しい真っ直ぐな線を引くことができます。一見、簡単そうにも見える作業ですが、この線を引くまでに大工は、木の反り具合やねじれ具合、強度など11本の特性を見極め、一番最適な場所に墨を打っているんです。墨付けは長年の経験と勘が必要な熟練の技といえます。

■刻み(きざみ)

墨付けでつけられた線に合わせて木材を加工していく作業です。ノミなどを使い、柱を彫刻のように彫り込んでいきます。こうしてできるのが「木組み」で紹介した「ホゾ」や「ホゾ穴」です。家の鍵のように寸分狂わず合わさることではじめて強度が生まれるため、精密さが求められます。現在は機械によるプレカット加工も出てきていますが、木の特性を見極めながら仕上げる匠の技はさすがといえます。

まとめ

いかがでしたか?今回ご紹介した大工の職人技はほんのわずか。第2弾、第3弾としてまたご紹介したいと思います。機械化が進む中でも、大工にしかできない匠の技が多く残っています。ピアホーム建設では、創業当初より一緒に研鑚を積みながら、ともに進化してきた熟練の職人たちとタッグを組み、安心、安全に住んでいただける、本格木造住宅を建築しています。内装や家具などにもその技をご覧いただけます。
吹田・豊中・池田・箕面で、大工の職人技が存分に活かされた木造住宅を建てるならピアホーム建設へ。一緒に家をつくりましょう。