本物の木造住宅に欠かせない、素晴らしき大工の職人技とは? ~その2~

遥かいにしえより、日本の木造建築をつくり続けてきた「大工」たち。彼らの匠の技は、今に受け継がれ、ピアホーム建設がご提供している本格木造住宅にも、その技術が生かされています。今回は、以前にご紹介しきれなかった「本物の木造住宅に欠かせない、素晴らしき大工の職人技とは?」の第2弾。今では機械化された工程も、さまざまな大工道具と技を駆使し、強く、美しく、しなやかな家を実現してきた華麗なる大工たちの技をご紹介します。


■鉋削り(かんなけずり)

大工道具の中でも馴染み深い「鉋」は、木材を削るための工具です。鉋で木を削り表面が滑らかになると、見た目が美しくなるだけでなく、ほこりや汚れがつきにくくなり、水にも強くなります。ホームセンターなどでも販売されているため、一見簡単そうに思えますが、実は扱いがとても難しい道具です。コンマ数ミリ、まるでとろろ昆布のように薄く削り出す匠レベルの技ともなると、天候や湿度、木の種類などに合わせて、刃を何度も研いだり、削り具合を変えたり、一人前になるには10年以上の鍛錬が必要といわれています。匠が削った木の表面は驚くほど滑らかで、まるでピカピカの鏡のようです。

■木配り(きくばり)

その名のごとく、家のどの場所にどの木を使うのか、大工の目利きで適材適所に木を配る(選別)する作業のことです。色、つや、木目、節の付き具合、曲がり具合など、100本使うなら100本分の特徴を見極めて、少しぐらい節があってもまっすぐで強い木なら見えない裏の部分の柱に、節もなくまっすぐで見た目がよいなら表の柱に、多少弱くても美しい木なら鴨居や敷居にと分けていきます。この「木配り」もまた、家の強さや美しさに直結する熟練の大工だからなせる技だといえます。

■名栗(なぐり)

日本古来の伝統的な意匠技術である「名栗」。ちょうなやノミなどを使い、木の表面をなぐるように削って、わざと鱗のような凹凸をつけます。もともとは板材の表面の凸凹や皮、腐りやすい辺材などを取り除く下処理に使われていた技術を千利休をはじめ、初期の茶人たちがお茶室や数寄屋建築に好んでデザインとして取り入れたのが今日の名栗の元といわれています。模様もさまざまで、そのセンスも大工の腕の見せ所です。

 <まとめ>

いかがでしたか?木造住宅の建築がはじまると、まずは基礎造りがはじまります。それが終わるといよいよ大工の出番です。上棟に向け木が高く組み上げられていく様は、迫力満点。木を配り、木を削り、そして木を名栗…、大工たちの手によって、夢にみた家族だけのマイホームが出来上がっていきます。ピアホーム建設の本格木造住宅には、そんな匠の技が使われています。吹田・豊中・池田・箕面で、大工たちの想いのつまったマイホームを建てるならピアホーム建設へ。一緒に素敵な木造住宅を建てましょう。

 

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