知っ得!新築するなら知っておきたい、昔ながらの縁起担ぎ

古くから何事においても、縁起担ぎを大切にしてきた日本。とりわけ、一生に一度の買い物といわれるマイホームの建築には、さまざまな習わしが今でも残っています。そこで今回は、知っておいて損はない、新築する際の縁起担ぎをご紹介します。調べてみると、意外と実践しやすいものばかり。みなさんも日本の風習に習って、心晴れやかにマイホームを建ててみてはいかがでしょうか?

暦を活かした縁起担ぎ

大安、友引、仏滅などで知られている「六曜」や今も建築業界で使われている「十二直」という暦があります。新築における、契約や上棟、引っ越しなどをそれぞれに合う、吉日に行うとよいとされています。

契約日…大安、午前中なら先勝、午後なら先負け

地鎮祭…大安、友引、建、満、成

上棟の日…大安、友引、建、満、成

引っ越し日…大安、天赦日

神様に建築の許可と、安全祈願を行う

今でも馴染み深い縁起担ぎが、地鎮祭と上棟式ではないでしょうか。その土地を守る氏神様に土地を利用させていただく許可と完成までの無事を祈願する儀式です。

引っ越しの際の縁起担ぎ

引っ越しの際の縁起担ぎは、地域ごとに今でもユニークな風習が残っています。

■引っ越し蕎麦

「蕎麦のように細く長いお付き合いを」という意味を込めて、関東、甲信越、東北地方を中心にご近所さんに蕎麦を振舞ったとされる風習です。

■塩、醤油、味噌の新品をはじめに運び入れる

生涯、食べることに困らなくなるという言い伝えがあるそうです。

■引っ越し前に万年青(おもと)を置く

縁起がよいとされる観葉植物である万年青(おもと)を先に入居させておくことで、福が舞い込むといわれています。

■トラックはバックしてはならない

愛知県の名古屋市では、新婚さんのトラックのバックは出戻りを意味するため、絶対にしてはならないのだとか。

その他の縁起担ぎ

■カーテンは新調する

窓は、昔から結界と思われてきたため、汚れや匂いが染みついたカーテンはNGとされているようです。

■親族の最年長者に一番風呂をお願いする

無病息災、健康長寿の願いを込めて、親族の元気な最年長者に、初めてのお風呂を使ってもらう習わしがあるそうです。

■新居の風呂に入りながらうどんを食べる

うどんと言えばの香川県に伝わる風習で、新居のお風呂に入りながらうどんを食べると、太く長く生きられると伝えられています。

■庭に南天やヒイラギ、かりんを植える

古くから、難を転じる、邪気を払うなど、縁起がよいとされてきた植物を植える風習もあります。

 

いかがでしたか?今のように医学が発達していなかった頃は、出産は命がけであり、子どもが無事大きくなることは当たり前ではありませんでした。だからこそ、節目節目に願をかけ、縁起を担いで、家族の健康と安全を祈願してきたのだと思います。時代の流れとともに、そんな縁起担ぎも忘れ去られようとしていますが、そこにある、家族の想いや温かみを感じられるこの古き良き風習が、いつまでも受け継がれていくことを願っています。吹田・豊中・池田・箕面で、縁起の良いマイホームを建てるならピアホーム建設へ。一緒に素敵な家をつくりましょう。