木造住宅は地震に強い!

震度7や6強を観測する地震が相次いだ熊本に引き続き、茨城でも震度5の地震が発生するなど、度重なる地震に見舞われている日本列島。地震の予測は大変難しいと言われていて、阪神・淡路大震災に関しては、30年以内の地震発生確率が0.02~8%とされていました。
いつ、どこで起こるかわからない地震大国の日本、倒壊する家屋もあるなか、木造住宅で本当に大地震を防げるのか、木造住宅と地震の関係について紹介します。


実は揺れが小さい木造住宅

木造住宅は地震に弱いイメージがありますが、日本各地に建てられた寺社仏閣が数百年を経ても残っているように、決して弱いわけではありません。地震の振動エネルギーは建物の重力に比例するため、重い建物ほど大きく揺れます。木は鉄や鉄筋コンクリートと比べ軽いので、同じ大きさの建物で比べてみると揺れが一番小さくなるのです。

木は曲げの力にも強い

地震が起きた時、家は大きく揺れるとともに曲がったりたわんだりします。この時、許容量以上の力が加わると折れたり、崩れてしまうのです。そんな中、同じ重さの木材・鉄・コンクリートで材料の強さを比較してみると、なんと木材が一番強度が高いことが判明。圧縮に対する強さは鉄の約2倍、コンクリートの約9.5倍、引っ張りに対する強さは鉄の約4倍、コンクリートの225倍もあり、圧倒的な木の強さを見せつけました。
特に鉄やコンクリートは、ある一定以上の曲げの力が加わると突然破壊しますが、木材は少々の曲げの力が加わっても耐久性があり、元の状態に戻る力があります。そのため、地震などの大きな力を受けた時も、ある程度変形しながら力を逃して、地震の揺れに耐える力があるのです。

このように軽くて強い木材の特性を活かし、耐震性能を十分に考慮した木造住宅であれば、「地震に強い住宅」と言えるでしょう。 

木造住宅の耐震性を格段に上げるSE構法という建て方

ピアホームでは、SE構法という構法を使い、木造住宅であっても高い耐震性を持ち、なおかつ木材という素材の持つ力を活用した構法で建築することが可能です。特筆すべきは、東日本大震災でもSE構法で建てられた家は一軒も倒壊しなかったという点。すべての建物で「構造計算」を実施し、千差万別の建築条件に合わせて、土地の強度、重力、台風、地震などを想定し、木造住宅の構造計算におけるスペシャリストたちが「重さに耐えうるか強風に耐えうるか地震に耐えうるか変形にどこまで耐えうるかねじれやすくないかバランスが悪くないか」という7項目を徹底的に検査。
安全性が確認された住宅物件には、構造躯体に対して「耐震構法住宅性能保証書」が発行され、完成引き渡し後最長で20年間、その構造品質を保証していきます。ピアホームではこれまで、SE構法で多くの家を建築してきました。地震大国日本において、自信を持っておすすめできる安心・安全な構法です。

「木造住宅は地震に弱い」という誤解は解けたでしょうか?鉄やコンクリートよりもはるかに強い木の特性を生かしながら、ピアホームはこれからも地震に強い家を建て続けていきます。新築に限らず、リフォーム、建て替えなど、耐震のことでお困りの方はピアホームへ、お気軽にご相談ください。