暑さにも、寒さにも強い木造住宅

木造住宅はよく、「夏涼しく、冬暖かい」と表現されることがあります。最近では、木造本来の性質に新しい技術も加わって、ますます快適さが進化しているんです。エアコンがなかった時代、人々は住まいに工夫を施して、涼や暖をとっていました。今回は、そんな日本独特の厳しいジメジメとした暑さや底冷えするような寒さを和らげてくれる木造住宅の特長をご紹介します。


暑い!寒い!は、室内温度だけでは測れない

温度計は30℃をさしているのに、意外と涼しく感じたことはありませんか?実は、人が暑い・寒いと感じる温度は「室内温度」ではなく、「体感温度」だと言われています。「体感温度」とは、気温に湿度や風などの要素を加えた肌で感じる温度です。同じ30℃の部屋でも、湿度60%と40%では、全くと言ってよいほど、感じる暑さが違ってくるんです。

木は体感温度を快適にする名人だった!

無垢材の内部には、空気を蓄えることができる無数の穴が開いています。この空気層には断熱作用や調湿作用があるため、肌にふれると夏はひんやり、冬は暖かく、より快適な空間をつくってくれます。ジメジメとした夏は特にサラッとした肌ざわりが気持ちよく、裸足で歩きたくなる心地よさです。

※集成材などの加工された木材にはこの特長がない場合があります。

木造建築が、マイナス60℃以上の南極で活躍!

日本よりもはるかに寒く、風速80/Sものブリザードも珍しくない極寒の地南極にある「昭和基地」は、なんと木造です。

・過酷な自然環境でも、安全・快適に暮らせる構造

・隊員自ら建設できること(建設機械がないため)

・輸送のしやすさ

・工期の短さ

などの条件のもと、選ばれたのが木造のプレハブでした。鉄などは表面温度が下がり過ぎると、手にくっついて取れなくなったり、気温で伸縮してサイズが変わってしまうなど、過酷な自然環境では問題が多く却下されたようです。このように木造建築は、建材の進化とともに、どのような環境でも快適に過ごせる建築構造としてますます再注目されています。

まとめ

いかがでしたか?時代とともに、断熱材やサッシなども進化して、木造住宅はより暑さ・寒さに強い建物へと変化しています。さらに、無垢材特有の快適な「体感温度」が暮らしの質を上げてくれます。ぜひ一度、真冬・真夏に裸足で過ごす気持ち良さを体感してみてください。吹田・豊中・池田・箕面で、暑さ、寒さに強い快適な木造住宅を建てるならピアホームへ。ぜひ一度ご相談ください。