夏から秋は木造住宅でもハチ被害が多発。ハチから人と家を守る方法とは?

夏になると急に増えるのがハチによる被害です。夏のはじめは時々みかけるくらいだったハチも、お盆あたりから急激に増え、場合によっては庭やベランダに出られなくなることも。なぜ、この時期に被害が増えるのか、どのように対処すればよいのか、時にはアナフィラキシーショックによって命を落とす危険性もあるハチ被害から人と家を守る方法をご紹介します。


夏から秋にかけて、ハチ被害が急増するのはなぜ?

ハチの巣は、春に女王蜂が一匹でつくりはじめます。その巣で生まれた働き蜂も女王蜂の巣づくりを手伝い、ハチの巣はどんどん大きくなっていきます。その間にも働き蜂は増え続け、お盆頃には100匹、巣づくりが終わる秋頃には500匹を超えることもあると言われています。

このように、夏から秋はハチの繁殖期にあたりハチの数が急激に増えること、そして秋になると昆虫が少なくなり巣から離れた人里や街中まで餌を求めて飛んでくることが、被害の増加につながっています。

危険なのは、攻撃的なスズメバチやアシナガバチ

実は、よく見かけるミツバチや黒々と大きなクマバチは気性が穏やかで、人を刺すことは滅多にありません。それに比べ、スズメバチやアシナガバチは人を襲うだけでなく、場合によっては命を落とすほどの猛毒を持っているため、大変危険です。

木造住宅はハチにとって最適な寝床。早めの対策で人と家を守ろう

木造住宅の軒下や屋根裏などは、ハチにとってもとても住み心地のよい環境です。特に山林に近い場合は、巣づくりがはじまる春頃から対策をはじめましょう。

■まずは、巣づくりさせない環境を事前につくろう!

・4月頃から、ハチ用の薬剤を軒下などハチに狙われやすい場所に散布しましょう。
※薬剤はドラッグストアなどで簡単に手に入ります。
・春から夏にかけて、定期的に薬剤を散布し、巣づくりを未然に防ぎましょう。

■つくり始めの巣を見つけたら

巣づくりをはじめたばかりの女王蜂は、比較的おとなしく人を襲うことは滅多にありません。もし、女王蜂一匹しかいない巣の場合は、薬剤を散布するなどして、自分で巣を取り除くことも可能です。ただし、刺される危険性もあるため、服装など事前の準備はしっかりと行いましょう。

■働き蜂もいる大きな巣を見つけたら

自己判断での駆除は大変危険です。市町村によっては駆除、もしくは企業を紹介してくれる場合があるので、一度相談してみましょう。

まとめ

いかがでしたか?例え巣が屋外にあっても、小さな隙間や配管を通って家の中に侵入してくることもあります。また、ハチに気に入られて毎年ハチの巣の被害にあう家も。毎年ハチをよく見かける場合は、巣をつくらせない対策をしっかり行いましょう。また、夏頃に急激に増えた場合は、家に巣ができていないか一度チェックしてみましょう。

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